music diary


2004年11月分
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君と好きな人が百年続きますように・・・・ (2004/11/20)

ハナミズキハナミズキ
(2004/02/11)
一青窈

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一青 窈のハナミズキは、実は9.11.のテロに触発されて創られたのだそうです。

君と好きな人が百年続きますように・・・・と語っている存在は、実は死者の言葉なのだ。ハナミズキの歌は、幾万、幾億もの死者達が、かけがえのない愛する生きているものに対して語りかけている。けれども果てない波は止まる事も無く、はてない君の夢は終わる事も無く、僕らは暴力の連鎖を止めることができずにいる。

我々が死者を弔っているのではない。
我々が死者達に弔われているのだ。
我々はどんな顔をして花水木の蕾をもらえばいいのか?
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西洋音楽受容の果実としての歌謡曲 (2004/11/09)

実はクラシック音楽というと敬して遠ざける人が多いけど、実は取っ付きやすい音楽です。というのも今の日本人の耳は西洋音楽に馴らされているから、同じ基盤を持つクラシック音楽は聴きやすい。
この事は母国の伝統的な音楽を理解する素養を育ててこなかったということでもあります。

そしてこの百何十年の間に、自国の文化の都合の悪いと判断した部分を切り捨ててきたということでもあります。その中でも特に音楽ほど卑しめられたものはなかった。それはなぜか?いろんな理由があると思うけど、軍隊の組織化という目的にそぐわなかったからだと思います。軍隊を組織する上で、音楽に合わせて行進ができないとどうしようも無い。
富国強兵を推進する必要性から西洋音楽が導入されたというのは、我が国の西洋音楽の歴史において不幸な事だったのでは無いかと思います。

では明治維新以前から続いてきた日本の伝統音楽が、他者の音楽になってしまったのであるのならば、今の私にとっての自国の音楽とはなんであるのか?実はその答えは歌謡曲なんじゃないかと、小泉 文夫は考えていたのではないかと思います。


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ハーゲン弦楽四重奏団 (2004/11/09)
2004年 11月 9日 火曜日 晴れ


ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第13番 / モーツァルト:アダージョとフーガ 他 ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲第13番 / モーツァルト:アダージョとフーガ 他
ハーゲン弦楽四重奏団 (2002/12/25)
ユニバーサルクラシック

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ハーゲン弦楽四重奏団のベートーヴェンの大フーガを聴き直しています。自分はどちらかというと戦前の演奏を中心に聴いてきているので、今のカルテットのように弦楽器が人間の声の模倣でないことに対し、ある種の戸惑いがあるんです。それでも、このハーゲンSQの仕事には脱帽せざるをえないです。

すべての贅肉を切り落とし、各声部の流れを明確に聴かせる演奏です。彼らは音楽に陶酔したりはしない。音楽を徹底的に自らと切り離した地点で対象化したところから彼らの演奏は、出発している。だから彼らの音楽はどのような事があっても常に醒めています。彼らにとって鋭角的で激しいフォルテも、繊細なカンタービレも、スコアに書いてある秘密を解読するためにのみ意味を持っている。それ故にかえって我々の気付かなかった作品に内在する尋常ではない狂気や哀しみが、白日の下に晒される。

この手腕の鮮やかさは実に見事なものです。
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