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music diary


2008年02月分
マイナルディの無伴奏 (2008/02/26)

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
(2007/05/23)
マイナルディ(エンリコ)

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カザルスと並ぶ、バッハの無伴奏チェロ組曲の金字塔。

カザルスは世界の中心から、音楽が迸っている感じだけれども、
マイナルディの演奏は音楽が空間に厳粛にそびえているような感じ。
この感覚はちょっと独特だ・・・。




ゴツゴツしていて無骨なぐらいだ。
洗練とは全く程遠い。

6番のサラバンドを聴け!!!
ここには心からの祈りしか、ない。

最晩年、ミケランジェロが最期の命を燃やして
取り組んだロンダニーニのピエタのように、
すべての芸術は未完成なものであって、
永遠に完成などありえないのではないか?
それでも完成に迫ろうとする・・・
それはそうせずにはいられないからだ。



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井上 喜惟 (2008/02/26)



ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」 ほか ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」 ほか
井上喜惟 (2005/07/27)
ALTUS

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昔、秦野交響楽団を振りに来た事があって、

その時に確か、ラヴェルの古代のメヌエットと、
ビゼーのアルルの女で、

後半がメンデルスゾーンのスコッチだッたと思います。

あの秦響からよく人間の声のような、
本当のオーケストラの響きを奏でていた・・・・
つくづくこの人は凄いと思いました!!!

今どき、ヨーロッパでもこういう響きをオケから
惹き出せる人は殆どいなくなってしまいました・・・・




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