music diary


2013年05月分
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トスカニーニとフィルハーモニア管弦楽団のブラームス交響曲全集 (2013/05/31)

ブラームス:交響曲全集ブラームス:交響曲全集
(2000/05/24)
フィルハーモニア管弦楽団

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やっぱりこういう演奏を聴くと唸る…

実はトスカニーニは苦手ではあったのだが、実はそのことは録音によるものが非常に大きい。
というのも、プレスがあまりにもたくさん出しすぎて、再発に再発を重ねた結果、
マスターテープが劣化してしまっていたということが大きい。
その証拠にxrcd2シリーズから出ているトスカニーニの録音は、
トスカニーニの録音でみられる、ー一本調子で、
ヒステリックでさえあるフォルティッシモなどということはなく、
決して、一本調子なマッチョなだけの演奏じゃない。

メトロノーム云々というのは嘘だというのがわかる。
まず何よりも歌があって、フレージングはよく伸縮している。

どれだけトスカニーニという指揮者が凄い音楽をやっていたのか、その一端が伺える。

いい音質でトスカニーニの演奏を聴く機会が少なかったことは、
日本での受容において大変不幸なことだったと思う。

ずっとお蔵入りになっていたフィルハーモニアとのブラームスは、録音状態も悪くなく、
こういう演奏をやっていたのだと、よくわかる。


この人の音楽的な基盤は19世紀のイタリアの劇場で培われた感性なのではないか?

本人は楽譜に忠実だとか、そういうことばかり逸話に残っていて、
トスカニーニ自身、自分の演奏をそう考えていたのだけど、どうも違うんじゃないだろうか?


彼に比べたら以外に思うかもしれないが、
フルトヴェングラーの生育環境はドイツの教養人そのものであり、
そこには現代人の抱えている問題と共通したところはあった。

彼は危機の時代を生きた人間であり、彼の演奏の中にはギリシャ悲劇を
彷彿とさせる人間の悲劇性と崇高さがあって、おそらくは彼の父親の影響というのは大きいだろうし、
教育環境も音楽家という以上に教養人としての教育であった。


トスカニーニは、ずっとあっけらかんとしている。
彼は音楽家として完結して生きることができた世代なのだ。
フルトヴェングラーはそうは生きることができなかったし、
それを許してもらうことはできなかった。


以外かもしれないが、実はトスカニーニの産まれた年は1867年、
一方、フルトヴェングラーは1886年。

19年の世代の違いもたらしている意識の違いは大きい。


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Wilhelm Furtwängler the complete RIAS recordings (2013/05/26)


フルトヴェングラー・コンプリート RIAS レコーディングズ (Wilhelm Furtwangler - The Complete RIAS Recordings) [12CDs + Bonus CD]フルトヴェングラー・コンプリート RIAS レコーディングズ (Wilhelm Furtwangler - The Complete RIAS Recordings) [12CDs + Bonus CD]
(2009/05/25)
Various Artists

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RIASにあるテープから起こしているのだけど、今まで出回っていたものとは違い、
実は元のテープは非常に音が良かったのだ!!!

あんなにまで戦争でボロボロにされたのに、ドイツの技術力の高さも伺える。
今まで、フルトヴェングラーの演奏に関して、誤解されてきた部分というのがあって、
主観的で恣意的な演奏だとか、晩年の演奏は疲れが出ているとか、急激なアチェレランドとか、
そういうのが嘘なんだなというのが、今回の録音を聴くとよく分かる。

チェリビダッケがどういう所でフルトヴェングラーに影響を受けているのか、よく分かる。
解像度が上がったため、今まで聴こえてこなかった細部のディティールが掴めることで、
部分と全体との関係性の見通しが極めて明確に聴き取れる。

フルトヴェングラーが死んで、このあと、何十年も経過し、
今、クラシック音楽は欧米では廃れようとしている。

人間という概念が自明でも何でもない、
芸術そのものが死に絶えようとしているこの世界で、
最後まで人としての尊厳を守り抜いた音楽家の証言に、暫し、耳を傾けようではないか!!






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