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J-popにみる、ちゃんぽん、あるいはチャンプルー的なもの。 (2005/02/04)

LOVE JAM (通常盤)LOVE JAM (通常盤)
(2004/11/17)
大塚愛

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実はドイツに語学留学をしている友人がいて、その語学学校で知りあったトルコの友人が日本で良く聞かれている音楽を教えてくれと友人に頼んだらしい。

ジルバーマン・オルガンを生で聴ける事に有頂天になっているその友人も、最近のポピュラー音楽の動向には疎いということで、私のほうにお鉢が回ってきたんです。

それでその友人といろいろ相談して、友人が日本にいる時にコンビニで聞いた大塚 愛の歌が凄くインパクトがあったのでそれにしようということで、その時に出回ったばかりの新作アルバムをドレスデンに送ったんですね。

運良くCCCDでなかったので、助かりました・・・(爆)

大塚愛のLove Jamに限らず、日本のポピュラー音楽を聞いていると世界中の多様な音楽様式を取り込んでいます。不思議なアマルガムなんですよ。それでいながら、それらの音楽の様式の背景にある独自の文脈と切り離され、新しい文脈を与えられ、あたかも日本にもともとあるかのような顔をしている。日本の野菜だと思われているもの、例えば、白菜やオクラはそうですね。この音楽のちゃんぽんは非常に洗練されています。

例えば、「妄想チョップ」にしても、沖縄音階とテクノ、フレンチポップスのノリが不思議と共存しているんです。
その次の「ポンポン」という曲のあっけらかんとしたと歌詞と、ハードロックの響き、リフレインの和声の不協和な動き、そしていきなり拍子が変化して、おどけた曲想に移るところといい実に見事です。「金魚花火」のペンタトニックの使い方が、気のせいかどことなく坂本 龍一や久石 譲の音楽を連想してしまいました。
曲の終りのアップテンポになるところなんか、実にうまいですね・・・・。
さらに大塚 愛は可愛いルックスにばかり目がいってしまいがちですが、多彩な表現力があります。大塚 愛、恐るべし・・・・。

本家の音楽スタイルを更にひねって、それをまったく新しい文脈に置いていくんです。これはいい悪いは別にして、もともとの音楽様式が持つ文脈性や毒を完全に飼い馴らすやり方でもあります。どんな異質なものであれ、“日本化して”取り込んでしまう。この胃袋の消化力というのは皮肉抜きで凄いと思う。この消化力があったからこそ、日本は急激な近代化を導入する事が出来たわけだし、日本の急激な経済成長はこの柔軟性に恵まれていたからこそ実現出来たという側面はある。

でも、これは逆に言えば日本の文化には、他者との衝突から産まれる弁証法が欠落しているということでもあります。アンチテーゼが出される以前に、そのアンチテーゼが無効化されてしまう。どのような他者も、暴力性の否認によって体制に取り込むか、完全に存在しないものにされてしまいます。我が国では暴力的な緊張状態そのものがあたかも無かったかのように振る舞われるのだ。
前回の日本の植民地政策も太平洋戦争も、これで失敗している。

こういう文化が居心地がいいのか苦痛なのか、それは人によって立場は違うけど、でも議会制民主主義の機能不全と、官僚制の腐敗の根底には、日本文化のこの暴力状態に対する否認があるのではないかと思います。

うーん、こんなこと書くのは危険過ぎるなあ・・・・。


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