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アファナシエフの後期ベートーヴェンのピアノ・ソナタ (2004/04/16)
2004年 4月 16日  金曜日  晴れ


 アファナシエフが最後の3つのベートーヴェンのピアノ・ソナタを録音したCDが出ています。中期で見せた、あの全体性へ収斂していく運動を拒絶するかのように、光と闇とが交錯する、あの孤独でそれでいてとても懐かしいあの現場に我々を誘っている。剥き出しの素材が空間に放り出されて、問いかけの無いエコーのように漂っている、ベートーヴェンの後期作品とはそういう音楽だったのではないか?

 アファナシエフはいみじくも、このCDのライナーノートにこのように率直に語っています。

「作曲家のうち誰一人としてこの音楽から影響を受けているようには思われない。それは、要するに未来に対してなんの反影も持っていないのである。そもそも、それは作曲されたのだろうか?出版されたのだろうか?その楽譜はいつの日か消失する運命にあるのではないか?」

 孤独の淵に佇んでいるベートーヴェンの孤独と、彼岸の世界への飛翔とが錯綜している。ここでアファナシエフは、この演奏でベートーヴェンの後期とは何かを否応なく聴き手に突き付けているんです。

べートーヴェンが最後に到達した音楽世界は、果たして音楽だったのだろうか?
この音楽は、誰かによって書かれたものではなく、生と死の究極的な地点そのものだったのではないだろうか?

そんな問いかけを、聴き手である私は自問自答しています。

 この先には何人も行く事のなかった在る世界へ足を運ぶかのように閉じられる、最後のソナタの第二楽章、最期と、その後に続く永遠に続くかのような、深い静寂・・・・。

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