music diary


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マイナルディの無伴奏 (2008/02/26)

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
(2007/05/23)
マイナルディ(エンリコ)

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カザルスと並ぶ、バッハの無伴奏チェロ組曲の金字塔。

カザルスは世界の中心から、音楽が迸っている感じだけれども、
マイナルディの演奏は音楽が空間に厳粛にそびえているような感じ。
この感覚はちょっと独特だ・・・。




ゴツゴツしていて無骨なぐらいだ。
洗練とは全く程遠い。

6番のサラバンドを聴け!!!
ここには心からの祈りしか、ない。

最晩年、ミケランジェロが最期の命を燃やして
取り組んだロンダニーニのピエタのように、
すべての芸術は未完成なものであって、
永遠に完成などありえないのではないか?
それでも完成に迫ろうとする・・・
それはそうせずにはいられないからだ。



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井上 喜惟 (2008/02/26)



ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」 ほか ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」 ほか
井上喜惟 (2005/07/27)
ALTUS

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昔、秦野交響楽団を振りに来た事があって、

その時に確か、ラヴェルの古代のメヌエットと、
ビゼーのアルルの女で、

後半がメンデルスゾーンのスコッチだッたと思います。

あの秦響からよく人間の声のような、
本当のオーケストラの響きを奏でていた・・・・
つくづくこの人は凄いと思いました!!!

今どき、ヨーロッパでもこういう響きをオケから
惹き出せる人は殆どいなくなってしまいました・・・・




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今年のニューイヤーについて (2008/01/02)
ニューイヤー・コンサート2008 ニューイヤー・コンサート2008
プレートル(ジョルジュ) (2008/01/30)
UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)

詳細



今年のニューイヤーの演奏は素晴らしかった!!
というより滅びゆく音楽の挽歌のようにも感じられた。
おそらく、プレートルはこういうフランスのエスプリを
身体で会得している最後の生き残りであり、証人です。

滅びゆくウィーンの粋と、パリの粋とが、
一期一会の出会いを果たしたのだ!!

ヨーロッパの古くからの都市で育まれ洗練された音楽文化は、
原典主義のベースに在る音楽の数量化と、経済活動のグローバル化によって
今後、崩壊していくのは目に見えている。

おそらく、今年のニューイヤーコンサートの記録は、
シュランメルンやシャンソンを支えているような
外国人からは分りにくい文化を前提にした音楽が成り立った、
最期の記録になるかも知れない。

同時に19世紀のシュトラウス作品が、実は他の地域の音楽を消化吸収しながらも、逆にウィーン以外の都市での舞踏会、音楽文化に大きな痕跡を残していることが実感出来るプログラムでもあった。

この事の意味はとてつもなく、重く、大きいと思う。


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Youra Guller joue Chopin (2007/12/14)
Plays Chopin Youra Guller joue Chopin
Fryderyk Franciszek Chopin
Tahra

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待ちに待っていた、待望のCDがやっとAmazonから届きました!!
ショパンとはこういう音楽なのだ・・・

ギュラーの録音が他にも発掘される事を切に希望したいです!!
おそらく何処かの放送局に眠っている筈です・・・。


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Willem Mengelberg (2007/10/31)
Bach: St. Matthew Passion Bach: St. Matthew Passion
Hermann Schey、 他 (2004/05/18)
Naxos

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歴史の記録というけれど
それらの殆どは残酷で痛々しい・・・・。

昔、豊住 芳三郎さんの娘さんとお話をする機会がありました。

その時に出た話しですが、豊住さんの自宅に
ミッシャ・メンゲルベルグが遊びに来ていたらしい。

彼女がミッシャ・メンゲルベルグから聞いた話によると、
自分の親戚にユダヤ人がいて、
親がレジスタンス運動なんかにも関わっていて、
子どものころ逃げ回っていたのだそうです。

この事はメンゲルベルグがナチスの協力者であったなどという
単純な話ではないことを証明しています。

この証言が意味する事は、まずナチスの協力者どころか、おそらくウィレムは親戚をかばっていた可能性があるということ。
そしてメンゲルベルク自身、極めて政治的に微妙な立場に立たされていたという事を物語っています。

戦前も酷い目に遭い、戦後も指揮活動さえ出来なかった・・・・


ナチスがオランダに攻め込んでくる1ヶ月前、
どんな気持でマタイを演奏していたのだろうか?
実際に啜り泣く声が記録されている。

ペテロの深い後悔と、目の前に迫るヨーロッパの崩壊とが交差する・・・。

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Ernst Haefliger singt japanische lieder (2007/08/26)
日本の歌曲を歌う(ドイツ語訳に 日本の歌曲を歌う(ドイツ語訳に
ヘフリガー(エルンスト) (1992/10/28)
EMIミュージック・ジャパン
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日本の近代音楽は主にドイツ音楽を中心に「輸入」されたために
ドイツリートとよく似ている所があります。

どんな日本の歌手よりも、ヘフリガーの歌から
日本歌曲の抒情が伝わるのはなぜなのだろうか?

ドイツ語で歌っているのに、これは不思議な事だ・・・・。





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マーガレット・レン・タン (2007/08/10)

アート・オブ・トイピアノ マーガレット・レン・タンの世界 [DVD]アート・オブ・トイピアノ マーガレット・レン・タンの世界 [DVD]
(2007/06/29)
マーガレットレンタン、ジョージクラム、ジョンケージ、ジャスパージョンズ、佐藤聡明、ゲガンル、タンドゥン、ジョーンラバーバラ、ロイスVヴィアーク、ラファエルモステル、トビートワイニング

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センスがある奏者に特殊奏法をやらせると、
こんなにも特殊奏法から美しい響き、美しい音楽が生み出されるもので
あったことを今さらながら実感させる。

ケージの作品がこんなに美しいものであったことを、
改めて再認識しました!!!


レン・タンの演奏している姿は、
内田 光子を更にヤバく凶暴にしたようでコワイです・・・。

そういうオバサンが玩具のピアノから、驚くべき音楽を奏でる。

童心に還ったようていて、どこか懐かしく、
そして信じ難いほどの哀しげで美しい音楽なのだ・・・・

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲  西山まりえ (2007/06/19)
ゴルトベルク変奏曲BWV988 [西山まりえバッハ・エディション1]ゴルトベルク変奏曲BWV988 [西山まりえバッハ・エディション1]
(2007/05/21)
西山まりえ

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こんなに嬉しくなるゴールドベルグ変奏曲を
聴くのは久しぶりです!!

さそう あきら さんのジャケットからして、
中に入っている演奏がどのような音楽なのか、
本質を見抜いた素晴らしいジャケットです。

ジャケットはこちらを・・・


軽やかで柔軟性のある、思い切ったテンポルバート。
何よりも自分の感じた通りに弾いている所が、潔くていい。

聖典を読むかのように畏まった所が何処にも無い。
こういう自然体な演奏は今までなかったのではないだろうか?


Marie*rism
チェンバロ&ヒストリカルハープ奏者西山まりえファンサイト

http://www.geocities.jp/marierism/


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防衛結界発動!!! (2007/06/17)

「陸上防衛隊まおちゃん」 綜合防衛隊音楽集 オリジナルサウンドトラック「陸上防衛隊まおちゃん」 綜合防衛隊音楽集 オリジナルサウンドトラック
(2002/12/04)
TVサントラ堀江由衣

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陸上防衛隊まおちゃん DVD-BOX陸上防衛隊まおちゃん DVD-BOX
(2007/07/04)
不明

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実はTVKで再放送されているのを偶然観たのですが、
バックで使われているピアノだけの音楽が
非常に素晴らしいので紹介する事にしました。
ピアノだけで成り立っているのですが、
それが非常に効果的なんですよ。
非常にセンスが良い!!!
再発を希望します。

ヒップホップの次にアキバ系ですから、
正反対だなあ・・・
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寂-jaku- (2007/06/14)

寂-jaku-寂-jaku-
(2004/11/03)
DJ KRUSH

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tsutayaでレンタルしました。

以前、とあるバーに来ていたhip-hop好きの方が
dj krushを強く薦めていて、ずっと気になっていたのです。
今回、聴いてみました。
凄い・・・
もっと早く聴いておけば良かった・・・
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Masters of the French Piano Tradition (2007/05/25)
Masters of the French Piano TraditionMasters of the French Piano Tradition
(2006/10/31)
Hector Berlioz、

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soge 様から頂いきました。
有り難うございます。m(_ _)m

かつての19世紀の演奏家はどのような演奏をしていたのか?
実は文字通りの生き証人がその最晩年に録音しています。

フランシス・プランテ。

最晩年の90歳に吹き込んだとは信じ難いほど、
老化など全く感じさせない演奏です。
それにしても何と美しい響きなのだろうか!!

昔の演奏家が楽譜を歪めているなどというのは嘘です。
むしろここにあるのは音楽への畏敬と帰依です。

プランテ以外にも、ディエメや、
サンサーンスの自作自演なども収録されています。
19世紀から20世紀初頭のフランスのピアニスト達は
どのような演奏をしていたのか、伺い知る貴重な証言であります。

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The Art of Marcel Dupre: Improvisations (2007/05/25)
The Art of Marcel Dupr?: ImprovisationsThe Art of Marcel Dupre: Improvisations
(2001/04/10)
Johann Sebastian Bach、

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マルセル・デュプレの最晩年の即興演奏。

かつて私はオルガンはシュヴァイツァーの弾く、
バッハのコラール前奏曲さえ聴いていればいいと思っていたけれど、
このマルセル・デュプレの即興演奏はそのような偏狭な私の考えを
改めさせ、反省させた1枚です。

全生涯を回想するような二重フーガは、
あたかも紅茶に浸したマドレーヌの味がする・・・。


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ルドルフ・ゼルキンのショパン (2007/05/23)
ショパン:24の前奏曲 ショパン:24の前奏曲
ゼルキン(ルドルフ) (2004/11/17)
ソニーミュージックエンタテインメント

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ルドルフ・ゼルキンが遺した数少ないショパン録音。
ずっとお蔵入りになっていた録音を、ソニーが掘り出したものです。

ルドルフ・ゼルキンというとドイツものばかり弾いている印象を
持っているけど、実はコンサートでは良く取上げられているんですね?
どうしてお蔵入りしたのか?

彼の完全主義からすると、こうも心の動きがそのまま現れている事への
照れ臭さがあったのでは無いだろうかという気がします。

ここには感傷的な素振りは何処にもない。
音楽の真実に迫ろうとする強い意志と信念と、
感情が、詩心が羽ばたいている・・・

スタジオ録音というと、
人間臭さを除去し作品そのものを浮き彫りにする傾向が
強くなるものです。

しかしこの演奏はゼルキン自身の呼吸と、
心の動きが、そのまま捉えられています。

ショパンの苦悩と絶望と、
ゼルキンの血肉によって獲得しようとしているのは何なのか、
聴き手は突付けられています。

聴き手は音楽をする現場に居合わせることになります。
音楽とはこういうものでなければならない。


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カペーSQのSP盤 (2007/05/13)
実は最近、カペーSQのSP盤を購入しました。

ベートーヴェンの14番とラズモの1番、
それとドビュッシーをあるコレクターの方から購入しました。

ただ仏盤と英盤とが混ざっている状態なのが悔やまれますが・・・
いずれも状態は板起こし可能なほど、ミントな状態です。


でも、これでベートーヴェンの14番、15番、ハープ、
ラズモの1番、ドビュッシー、
シューベルトの「死と乙女」が揃いました。

いずれはネット上にupする事を考えていますが、
何時になる事か分りません。

でも、少しづつですが集まっています。


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The Art of Youra Guller, 1895-1980 (2007/05/05)
The Art of Youra Guller, 1895-1980 The Art of Youra Guller, 1895-1980
Mateo Albeniz、 他 (1992/12/02)
Nimbus

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殆ど録音を遺さなかった、数少ないギュラーの遺言のような演奏。
音と音との間にある沈黙がこれほど雄弁に語る演奏は希有だと思います。

それにしても、何という深遠な響きなんだろうか?
もはやピアノが奏でている音楽ではない!!
存在の深淵から語りかけているような、
そういう音楽です。

どの演奏もこれ以上の演奏は考え難いけれども、
その中でも特にバッハは他の誰の演奏も彼女には敵わない。
ただ一言、至高とだけ言っておきます。




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それは挑発的で爽快な体験。 (2007/01/05)
J.S.バッハ:ブランデルブルク協奏曲(全曲) J.S.バッハ:ブランデルブルク協奏曲(全曲)
ゲーベル(ラインハルト) (2000/05/24)
ユニバーサルクラシック
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今改めて聴くと、昔の楽器や奏法を再現していると
称しながらも、
実は古楽という衣を隠れ蓑に、
極めて現代人の生活に根ざした音楽を
創造している事が良く分かる演奏です。

こんなにスリリングで挑発的なバッハ演奏は、そうは出合えないと思います。

こういう演奏が好きか嫌いかは兎も角として、
これが現代人の生活環境に根ざした演奏であること、
そして我々のフレーズやテンポに対する考え方、
感じ方が大きく変化している事が伺えます。

このフレーズやテンポは、バッハの生きていた当時のものではないと思う。
これは現代人のテンポであり、フレーズなんです。
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謹賀新年 (2007/01/01)


新年、明けましておめでとうございます。


今年もよろしくお願いいたします。





去年はいろんな演奏に出会えました。
実はここに書いていない演奏も結構あります。

テスタメントから出たカイルベルト指揮の
ヴァーグナーの「ニーベルンゲンの指輪」とか・・・・

演奏も録音も素晴らしい出来栄えであります!!!
確かにアナログでないと伝わらない空気が伝わってきます。
でも1セット9万では、誰にでもう勧める事は出来ないので、
取上げませんでした。
ツィマーマンのシューベルトや、いろいろありました。

今年はどんな演奏に出会えるのでしょうか?


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Shepherd Moons (2006/10/21)

Shepherd MoonsShepherd Moons
(1991/11/19)
Enya

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どうもエンヤの音楽はマンネリになりがちだけれども、
それはあまりにも独自の音楽語法を確立しているから。
完全主義者のエンヤの曲は、すべてのアルバムが良く錬られ、完成度が高い。

その中でも、このシェパード・ムーン、
とりわけ、すべてのエンヤの曲の中で、
「スモイチム」を超える曲は無いと思います。

これはイェイツの語る妖精の世界だ・・・・。
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Franz Von VECSEY (2006/10/18)
Franz von Vecsey: The Complete Electric Recordings Franz von Vecsey: The Complete Electric Recordings
Guido Agosti、 他 ()
Pearl

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晩秋に佇み、人生を回顧するような演奏です。
soge 様に勧められてAmazonで購入しました。

なにも特別な事はしていないのだけれども、
音楽の姿が全てを語っている・・・・。
ここには静謐な世界の中で、たった一つ炎があって、
その炎がすべてを照らしている。







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ショスタコービッチ 弦楽四重奏曲 連続演奏会 (2006/09/25)
昨日から泊まりで、ショスタコービッチの弦楽四重奏曲、
全15曲を3日がかりで聴いております。

とりあえず、昨日、東京に一泊して、やっと自宅に帰りました。
次回は水曜日です。
何とか12番まで聴きました。
正直、言い知れぬ深い疲労感に襲われてしまい、とても辛かった・・・。
どこをどう聴いても、救いも、カタルシスも、出口さえも何もなく、
ひたすらに絶望と恐怖に支配された悲しみばかり・・・・。

「社会主義の負の遺産の証言・告発」という文脈性を抜きにしても、
やはりこの15曲の四重奏は異様なほど、屈折し、重く、苦しい・・・。

作曲者が正直であればあろうとするほど、
世界そのものの歪みを直視せざるを得ない。
これは途轍も無く険しい道であるけれども、
非常に倫理的である。

残り、水曜日、13番から15番まで、
しっかり聴き届けようと思います。


_______________________________


9月27日(水)

19:00 開演

<第一生命ホール5周年記念コンサート クァルテット・ウェンズデイ・スペシャル>
モルゴーア・クァルテット
~ショスターコヴィチ生誕100年記念
ショスターコヴィチ弦楽四重奏団全曲演奏会
【出 演】 ◆モルゴーア・クァルテット
荒井英治/戸澤哲夫(Vn)
小野富士(Va)
藤森亮一(Vc)
【曲 目】 ショスターコヴィチ:
◆弦楽四重奏曲第13番変ロ短調op.138
◆弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調op.142
◆弦楽四重奏曲第15番ホ短調op.144
【料 金】 ◆¥3,000(一般指定)
◆¥2,200(シニア指定)
◆¥1,000(学生A指定)
◆¥500 (学生B指定)
【問合せ】 TANチケットデスク??03-3532-5702


場所は第一生命ホールです。http://www.dai-ichi-seimei-hall.jp/

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マラン・マレの横顔3 リュリ氏を偲んで (2006/08/30)
マラン・マレの横顔3 リュリ氏を偲んで マラン・マレの横顔3 リュリ氏を偲んで
マレ、石川かおり 他 (2001/10/24)
ALM records (コジマ録音)

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そろそろ9月です。
秋が深まると、こういう曲がふと聴きたくなってきます。

西洋型の強い自己主張とは異質な、等身大の演奏がここにある・・・。
このアルバムは極めて日本的な風土によって育まれた演奏だと思う。
爽やかで、繊細で、表現がまとわり付かない。

こういう素晴らしい仕事が、日本から産まれているのは嬉しい事です。

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A world-renowned violinist is born every 100 years, a Hassid every 200 years (2006/08/03)
Ginette Neveu: The First Recordings/ Josef Hassid: The Complete Recordings Ginette Neveu: The First Recordings/ Josef Hassid: The Complete Recordings
Fritz Kreisler、 他 (1993/10/27)
Testament
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ヨーゼフ・ハシッドという、ヴァイオリニストをご存知だろうか?

あのクライスラーをして、200年に一度の天才と言わしめたほどの天才であったものの、僅か数年の活動の後、精神を病み、最後にはロボトミー手術の失敗で死んでしまった・・・。

この演奏を聴けば、ハシッドがどれほど恐るべき天才だったのかが、
痛い程よく分かる。


このCDはまた同じく若くして夭折してしまったヌヴーの最初の録音を
一緒にカップリングされている。

ヌヴーのショパンのノクターンを聴いてみよ!!!
いろんな演奏家がこの曲を取上げ、演奏してきたけど、
ヌヴーの演奏ほど、人間が生きていく事の悲しみと孤独を
噛みしめた演奏はない!!!


夭折した演奏家を天才としてやたら祭り上げる事を、私は好まないけど、

ヌヴーといい、ハシッドといい、ここには完全燃焼し続ける生と、
祈りが一貫してある。

ここにある小品集は、表現とか、そういう生易しい事を通り越している・・・。


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他人からすればどうでも良い事なんだろうけど・・・ (2006/07/30)

他人からすれば、どうでも良いような些細な事だけど、
私はこういうのはちょっとカチンと来るので、
晒しておく。

正直、ムラヴィンスキーをトスカニーニの亜流の扱いをした
馬鹿者より、ヒドイ奴がいた事に驚いている。

ヨーゼフ・ハシッドについて書こうと思っていたら、
こんな発言を見つけた。



5 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

天才?, 2006/7/1
レビュアー:    ♪♪♪ "×" (東京都渋谷区) - レビューをすべて見る
ここで聴けるのは、天才として担ぎ出された凡才たちの記録である。
今時、これくらいの演奏は、学生でもやすやすとできる。
録音が古いので、骨董的価値がつき、その骨董的価値と混同して、
くだらない演奏を価値あるものとして褒め称えているのだ。
ハシッドのサラサーテなど、ヨレヨレではないか。

このレビューは参考になりましたか? (このレビューについて報告する)



私からすれば、こういう演奏を骨董的価値としてしか
捉えられないという事そのものが、
既に信じがたいことだけど、
それは感じ方の問題だし、どうでもいい。

http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/A3MW6A70JAB5E4
/249-2478580-6026756?ie=UTF8&display=public&page=1

ハシッドを学生並というのであるのなら、
ハシッドどころの騒ぎじゃないほど、
ボウイングに癖のあるボベスコを誉めるような
首尾一貫性のない行動を取ってはいないと信じたい所だ・・・・。

それにしても、私は不思議でならないのは、

どうして、かつてとは比較にならないほど巧い
現代の奏者達のCDを差置いて、

下手糞なカザルスやシゲティやフィッシャーの
バッハをいまだに多くの音楽愛好家達が聴き続けている
のは何故なんでしょうね?

骨董趣味?

でも、それだけで全部説明がつくんでしょうかね?

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ヨアヒムの伝統(クリングラー弦楽四重奏団) (2006/06/29)
The Joachim Tradition The Joachim Tradition
Ludwig van Beethoven、 他 (1998/10/27)
Testament
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ヨアヒムの直系にあたる弦楽四重奏団。

特にベートーヴェンの弦楽四重奏曲第12番の
2楽章は筆舌にしがたいほどの境地に到達している。

これを聴かずして、弦楽四重奏は語れない・・・・・。

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コルトーのシューマン (2006/06/24)
2006年 6月 24日 土曜日 晴天

コルトーのシューマン・ライヴが、グリーンドアから出ています。

フリッチャイとのピアノ協奏曲は、以前にも出ていました。
こちらの演奏はご存知の方もいるかと思いますが、
シューマンのピアノ協奏曲の録音における尤も素晴らしい演奏の一つである事は間違いない。

晩年、コルトーは老いたと謂われているけど、
確かにあの戦争と、戦後のコルトーに対する糾弾は、
コルトーを疲弊させ、精神的外傷の刻印を遺しはした。

しかし、若い頃の演奏より更に音楽は深く呼吸しているのではないか?
より音楽は根源を目指していないのだろうか?

コルトーも見事だけど、フリッチャイの音楽のなんと懐の深い事か!!!
ゆっくり過ぎるように聞えるかも知れないけど、この万感の思いを伝えるには、あのテンポでなければならないのだ!!!


スゼーと共演した「詩人の恋」の詩心の昇華!!!
冒頭の「いと美しき五月」の繊細で色彩豊かな響きはどうであろうか?
この曲のピアノ伴奏に関する限り、私はこの演奏を超える伴奏を知らない!!!
「光り輝く夏の朝に」からして涙に濡れている・・・・

スゼーの天鵞絨のような歌唱といい、リートの1つの理想なのではないか?

私は名盤の定評の高いフィッシャー=ディースカウとデームスが共演したグラモフォン録音の演奏も好きだけど、
こちらの方が私にはしっくりくるのは、私が単にフランス贔屓だというだけではないです。

ここには知性と感性との高度な止揚がある・・・・。

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リゲティ・エディション 3 (2006/05/09)


リゲティ・エディション3 ピアノのための作品集 リゲティ・エディション3 ピアノのための作品集
エマール(ピエール=ローラン) (1997/12/12)
ソニーミュージックエンタテインメント

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リゲティのピアノのための練習曲を聴かずして
超絶技巧について語る事なかれ!!!

リズムの難しさと奥深さという点において、
この練習曲は難曲中の難曲として人口に膾炙されています。
それにしても、何と美しい、根源的な響きなのだろうか!!!

エマールのピアノがまた素晴らしいです!!!
楽曲の繊細な性格をしっかり表現している所なんか、
流石です。


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クラシック音楽は音楽産業から捨てられるだろう。 (2006/04/27)
2006年 4月 27日 木曜日 晴れ

友人と電話で話をしていたら、最近、クラシック音楽のCD売り場が変わったというんです。
新譜の数が激減しているのみならず、旧譜の数も激減している。
しかも同じ商品ばかりが置いてあるという指摘なんです。

これは新譜のみならず、旧譜も大抵の人に行き渡っているということなんです。

クラシック音楽を聴く人なんて、そんなには居ない。

その限られた層の中で、コンスタントにCDを買う人はさらに限られてくる。

おそらく音楽産業は、比較的近い将来、
クラシック音楽に見切りをつけると思う。
いよいよクラシック音楽も音楽産業から捨てられる日が近いようです。
その時に、本当にクラシック音楽が生き残っていけるのか?
本当に生命を持った、生きた音楽足り得るのか?


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クリングラー弦楽四重奏団  (2006/04/01)
2006年 4月 1日 土曜日 晴れ


今日は、早朝の4時半に起き、神保町の富士レコードに並んで、
ようやく、待望のクリングラー弦楽四重奏団による
ベートーヴェンの12番のカルテットのSP盤を入手!!!

こういう至高の演奏こそ、どうしても手許に置きたいものです。

特に彼らの演奏による第2楽章は、弦楽四重奏という分野の極限です!!!
おそらく、今後あのような演奏は出ないと思います・・・・。



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M・メイエルのラモー (2006/03/19)
2006年 3月 19日  日曜日 曇り


Rarities of Marcelle Meyer Rarities of Marcelle Meyer
Marcelle Meyer (2004/05/11)
EMI [All429]
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今までの日記をブログに移動させました。
これで日記が書きやすくなります。
メイエルのラモーをBGMにしながら、作業をしていました。
(何という贅沢!!!)
それにしても、流し聞きで聞いていてさえも、
時折ハッとするように美しい・・・・。

メイエルの演奏は本当に見事です。
近頃では、あまりフランスの古典音楽をピアノで弾く人が少なくなってしまいました。

しかし、クープランやラモーの珠玉の小品をクラヴザン奏者に任せきりにするのは、あまりにも勿体無い。バッハをピアノで弾いて、クープランやラモーを弾きたがらないのは、間違った原典主義でさえある。
聴き込むと、その事が痛いほど思い知らさます。
メイエルの弾くラモーは、どんなクラヴザンよりもクラヴザン的な優雅さと気品の高さを持ち合わせています。
さりげないペダル使用から最大限の効果を引出しています。


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セントラル・パーク・コンサート (2005/10/07)

セントラル・パーク・コンサートセントラル・パーク・コンサート
(1999/12/08)
アストル・ピアソラ

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ノートゥングをジークフリートが粉々にして再生させたように、
ピアソラはタンゴをまったく新しい鋳型に流し込む。

タンゴとは、それは故郷を失った者たちの、
切実な愛への憧れであり断念ではなかったのか?

ここには紛う事なくタンゴが生きている・・・・。

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